昨夜は三八屋さんのボジョレーイベントに参加してきました。
今年の出来は「生産者による」という、今までにないコメント。
これまでどんなに良く無い年でも絶対悪く言わなかったのですが、少々匙を投げた感があるコメントに感じたのは私だけではなかったはず。
さて、セットで提供されるワインは、ビュイロン、デコンブ、ラピエール、ラパリュの4生産者。
グラスに注がれて直ぐはあまり違いは感じず、どれも安定の美味しさ。
特にビュイロンはお値段が優しいにもかかわらず、他の大御所と比べても遜色ない美味しさ。実はミュズィニーの大御所ヴォギュエで研鑽を積んだという納得の生産者でした。
30分くらいするとそれぞれの個性が出てきて、それはそれで興味深いものでした。
相対的に果実感は控えめで例年よりチャーミングな感じかな??と。
別注で某日本人生産者のボジョレーを。
ムムム、昔ながらの日本のワインの雰囲気。少しばかり作為的な仕上がりで、やはり厳しい年だった事を実感。
マルセルラピエールの仲間たちの生産者の「何も足さない。何も引かない」を実践しながら、悪い年でもこれだけのワインを揃ってリリースしている事には密かに脱帽でした。
ラパリュ、レミ、ダミアンなど、ボジョレーで会いましたが、彼らは朝5時から畑に出て、夜な夜なみんなで自分たちのワインを持ち寄り、ワイン造りの話で夜更けまで語り合う。
みんな仲良く、陽気で謙虚。
こういう人たちのワインを販売させていただける事に感謝ですね。